パリ日記 – 外出制限中の買出し
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パリ日記 – 外出制限中の買出し

ロックダウンが始まった 3月16日夜に、マクロン大統領がフランスでの外出制限を発表しました。翌17日正午からフランスのロックダウンが始まり、外に出るには政府のサイトから証明書をダウンロードして、そこに名前や住所、外出時間を記入します。許可されている外出は7通りあって「テレワークできない仕事の移動」「生活必需品の買い物」「延期できない診察・治療」「やむを得ない親族のため、または子供や脆弱な人の世話」「1日1時間以内で自宅から1キロ以内で行う運動やペットの散歩」「司法・行政による召集」「行政当局の要請を受けて行う公益活動」です。 今日で20日目になりました。 ウィルスとの接触するを最小限にする=人との接触を極限まで少なくするという考えがパリジャンたちに浸透してきて、それでも生活していかないといけないから対策が色々と: 買出しの様子 モノプリなどのスーパーは入口で入る人の人数制限をしている なので行列ができる 列を作る人も1M の間隔をあけて並んでいる すごく長い列になるけどそこは気にしない 🙃 入る時にはアルコール消毒をする(NEW!) 店内では人に近づかない、通路で譲り合いが始まる レジの周りは天井からビニールが下がっている レジの担当者は手袋とマスク 無人レジが人気 こういう状況なので、買物に出るのは戦闘態勢です。モノプリは行列が長くてビオスーパーの Naturalia や Bio c’Bon は少しマシでした。私は2週間前の朝、この戦いに挑みました 😎。まだマルシェが開いていた時期で、朝8時にマルシェ、それからお肉屋さん、そして9時の開店と同時に最難関のモノプリへ。そして最後に Naturalia へ寄って終了! それぞれの場所で1m 間隔は守られていて、マルシェでは自分で商品に触るのは禁止になっていました。昨日2度目のモノプリに行くと並ぶ時の注意や感染したかもしれない時の対処の仕方などが張り出されていました。入口のアルコール消毒も始まっていて、人々が安全にこの大変な時期を乗り越えられるように変わってきています。 買出し後にすること 買物をしたあとは、買ったもの安全化する作業があります。 フランス政府がコロナ対策のページを作っていて、買って帰ったものについて情報を出していていました。(英語あり) ✔️ informationsCORONAVIRUS 「買ったものはどうしたらいい?」 生物でないものは外に3時間出しておく 包装を可能な限りすべて取り除く 野菜と果物はよく洗う そのあとは手をよく洗う 白ビネガーで洗うのがいいという情報もあったのですが、Franceinfo によるとそれほど効果はないそうです。私はペットボトルなどは外に出す、箱包装のものは剥がして、剥がせないものは水で流して拭く。ということをやっています。結構な作業なので2週間に一回くらいがちょうどいいです。 買出しの状況はこんな感じで、大変ですがすべて終わった時の「これであと10日は家にこもれる」という達成感と安心感はすごいです🙂。不謹慎なことに、今のところどうも性に合っているのか快適とさえ感じています。 外食を除けば普段とほぼ同じ生活レベルで過ごせているのも、この状況で働いてくださっている医療関係者や食料品店の方々のおかげです。感謝です。一人でも感染する人が減るよう最大限気をつけて、自制心と冷静な態度で生活しましょう!🙌🙌🙌 次回は、自宅隔離をのりきる色々な方法を書きたいと思います。

この1週間のパリでのできごと
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この1週間のパリでのできごと

この1週間、パリに住む人々に起こったドタバタをまとめました。 ことの始まりは12日木曜日。マクロン大統領が「3月16日以降、新たな指示があるまでの間、保育所、小中学校、高校、大学は閉鎖。医療関係者が仕事を続けるための保育手段を確保する。企業に対し、テレワークの促進を推奨する。」との発表をしました。私の周りでは会社員の友人達はほぼテレワークになり、小さな子供のいる同僚は16日月曜から休みの予定でした。 ところが14日土曜日の19h30ごろ、エドワール フィリップ首相が「本14日夜24時から、新たな指示があるまで、人々を受け入れる場所の中で生活に必須とはいえない全ての場所を閉鎖する」と発表。レストランやカフェ、映画館などが閉鎖の対象で、食料品店や薬局、ガソリンスタンド、銀行、タバコ・新聞販売所などの国民生活に必須のものは営業。とのこと。 私はこのバッグブランドの他に2つ仕事をしていて、毎週日曜日は百貨店ボンマルシェで店員として働いています。「国民生活に必須」な商店にボンマルシェが入っているのかどうかが気になり始めます。 1時間もすると、勤めているブランドはプランタン百貨店にも入っているのですが、プランタンから明日は休業と連絡。首相の発表を聞いて決めたとのこと。早い!もしかしてボンマルシェも明日休みかもと不謹慎にも期待に胸を膨らませていました。 待てど暮らせど連絡がないので寝ることに。起きたらボンマルシェも休業との連絡。なにせ久しぶりの仕事のない日曜日、しかも天気がいい!ということで機嫌よく velibでパリを散歩して、お気に入りのビオの店で買物してウキウキの日曜日の朝を堪能。能天気にもほどがあるでしょう。それもこれも休業は1週間くらい、長くても2週間だと勝手に考えていたのです。 お昼すぎに友人と話して事の重大さに気づきはじめ、夕方にはボンマルシェは1ヶ月休業の連絡があり、ノックダウンされたのでした。 この土曜日の記者会見では、連帯保健省のサロモン保健総局長が同時に第3フェーズに入ったことを発表して、人との接触を最小限にすることが一番と言っていました。個人的になるほどと思ったのは「行き来しているのはウイルスではなく人である。」ということ。接触を制限すれば、ウイルスの感染は減少するので1メートルの距離を取ること。人とのコンタクトを制限すること。高齢者や持病のある人は自宅で待機し、人を呼ばず、必要最小限の外出に留め子どもと接触しないでほしい。とのこと。 ふむふむ。1メートルの間隔をおいて、先の木曜日の演説でマクロンさんが言っていた「ビズはせず、握手もせず」を実行すればいいのね。と気楽に考えていた私。外出制限という(噂にはなっていたけれど)より厳しい措置がこの後16日月曜日に発表されるとは。。。! 今日で外出制限4日目。この間に起こった色々は次のブログで書こうと思います。 日本は外出制限なくフランスよりも良い状況を保っていて羨ましい限りです。でもまだまだ安心はできないですから、手を洗ってうがいをして気をつけてお過ごしくださいね。