この1週間のパリでのできごと
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この1週間のパリでのできごと

この1週間、パリに住む人々に起こったドタバタをまとめました。 ことの始まりは12日木曜日。マクロン大統領が「3月16日以降、新たな指示があるまでの間、保育所、小中学校、高校、大学は閉鎖。医療関係者が仕事を続けるための保育手段を確保する。企業に対し、テレワークの促進を推奨する。」との発表をしました。私の周りでは会社員の友人達はほぼテレワークになり、小さな子供のいる同僚は16日月曜から休みの予定でした。 ところが14日土曜日の19h30ごろ、エドワール フィリップ首相が「本14日夜24時から、新たな指示があるまで、人々を受け入れる場所の中で生活に必須とはいえない全ての場所を閉鎖する」と発表。レストランやカフェ、映画館などが閉鎖の対象で、食料品店や薬局、ガソリンスタンド、銀行、タバコ・新聞販売所などの国民生活に必須のものは営業。とのこと。 私はこのバッグブランドの他に2つ仕事をしていて、毎週日曜日は百貨店ボンマルシェで店員として働いています。「国民生活に必須」な商店にボンマルシェが入っているのかどうかが気になり始めます。 1時間もすると、勤めているブランドはプランタン百貨店にも入っているのですが、プランタンから明日は休業と連絡。首相の発表を聞いて決めたとのこと。早い!もしかしてボンマルシェも明日休みかもと不謹慎にも期待に胸を膨らませていました。 待てど暮らせど連絡がないので寝ることに。起きたらボンマルシェも休業との連絡。なにせ久しぶりの仕事のない日曜日、しかも天気がいい!ということで機嫌よく velibでパリを散歩して、お気に入りのビオの店で買物してウキウキの日曜日の朝を堪能。能天気にもほどがあるでしょう。それもこれも休業は1週間くらい、長くても2週間だと勝手に考えていたのです。 お昼すぎに友人と話して事の重大さに気づきはじめ、夕方にはボンマルシェは1ヶ月休業の連絡があり、ノックダウンされたのでした。 この土曜日の記者会見では、連帯保健省のサロモン保健総局長が同時に第3フェーズに入ったことを発表して、人との接触を最小限にすることが一番と言っていました。個人的になるほどと思ったのは「行き来しているのはウイルスではなく人である。」ということ。接触を制限すれば、ウイルスの感染は減少するので1メートルの距離を取ること。人とのコンタクトを制限すること。高齢者や持病のある人は自宅で待機し、人を呼ばず、必要最小限の外出に留め子どもと接触しないでほしい。とのこと。 ふむふむ。1メートルの間隔をおいて、先の木曜日の演説でマクロンさんが言っていた「ビズはせず、握手もせず」を実行すればいいのね。と気楽に考えていた私。外出制限という(噂にはなっていたけれど)より厳しい措置がこの後16日月曜日に発表されるとは。。。! 今日で外出制限4日目。この間に起こった色々は次のブログで書こうと思います。 日本は外出制限なくフランスよりも良い状況を保っていて羨ましい限りです。でもまだまだ安心はできないですから、手を洗ってうがいをして気をつけてお過ごしくださいね。